CyberGlossary

マルウェア

ブートキット

別称: ブート型ルートキット, MBR ルートキット

定義

MBR、VBR、UEFI などの起動プロセスを感染させ、OS より前に動作して持続的かつ高権限の制御を獲得するマルウェア。

ブートキットは、マスターブートレコード(MBR)、ボリュームブートレコード(VBR)、UEFI ファームウェアといった早期の起動コンポーネントを侵害する特殊なルートキットである。OS やセキュリティツールよりも前に実行されるため、防御を無効化し、カーネルコードにフックを仕掛け、OS の再インストールにも耐え得る。最新のブートキットは UEFI 変数や EFI システムパーティションを狙う。検知にはファームウェア整合性検証、TPM アテステーションと組み合わせたセキュアブート/メジャードブート、起動メディアのオフラインフォレンジックが必要で、対策としては失効リストを最新に保った UEFI セキュアブート、BIOS/ファームウェアパスワード、レガシー CSM ブートの無効化、ブートチェーン改ざんを検知するためのフルディスク暗号化などが挙げられる。

  • パッチ済みシステムでもセキュアブートを回避できる UEFI ブートキット BlackLotus。
  • APT 級の UEFI ファームウェアインプラント MoonBounce。

関連用語